関東鉄道常総線 最後の復旧区間を乗る 2015年鬼怒川水害

石下 鉄道
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2015年10月10日、関東鉄道常総線(茨城県)最後の不通区間であった水海道みつかいどう下妻しもつま間が運転再開、鬼怒川きぬがわ水害の発生以来1ヶ月ぶりに全線開通となった。
そこで水害以来初めて常総線に入り、再開区間の内〈石下いしげ→水海道〉間を乗車してきた。

再開区間の石下に直接入る

不通区間は徐々に縮小されてきたけど被害の大きかった水海道-石下-下妻間が最後まで残り、昨日まで代行バスだった。
この区間の「応急復旧工事」が終了し、本日開通となったわけ。
ただし、通常の3割程度に本数を減らし、快速列車も走らない特別ダイヤで当面運行する。

10日昼、つくば駅のつくばセンター停留所(つくば市)。時刻表を見ると直近のバスから列車に乗り継げるので直接石下へ入ってみよう。
つくばセンターからバスで石下へ関鉄パープルバス石下・土浦線 [19]石下駅行き

小貝川を渡って常総市の旧石下町地区に入ったらこんな感じ。とても水害があったように見えないが、道路脇のフェンスは倒れたままだ。
本豊田
道路脇のフェンスは倒れたまま(常総市本豊田)

豊田城
どこからも見える豊田城

乗客2名。旧石下町内の途中停留所で1人降り、貸切状態で石下駅に到着。

復旧と駅無人化

とても今日復旧したようには見えない石下駅。
石下駅

水害とは関係ないがこのほど(基本的には)無人化されたので改札機や券売機等だけが客の応対をする。ちょっとわびしい再開日だな。朝は知らないけど。

無人化
水害とは関係なく無人化(石下)

無人化
運転再開の説明書き(石下)

駅裏では建物の解体作業中。
解体作業

本数は少ないけどみんな特別ダイヤを知っていて集まってきている感じ。接近表示器は使用停止。肉声アナウンスがホームに流れてきた。遠隔操作?「速度を落として運行します」。
開通した取手方面

再開区間の列車に乗る

列車が入ってきた。昨日まで1ヶ月間不通だった。平常な日々が少しずつ戻って来た。
列車が
列車が入ってきた(石下)

本数が少ないからか、既に結構乗っている。前乗り・前降りは流れが悪いんだよなあ。とバスの感覚で思っていたら気動車の出入口は結構広いもので同時に乗降できてしまう。
石下

特別ダイヤの普通水海道行き(表示は「水海道乗換取手」)、単行。南へ向けて発車した。

南石下。ホームだけが「浮かんでいる」写真は衝撃的だったが、まるでウソのようだ。
南石下

水田は収穫できずに放置されている。異物も流入。
水田と異物
水田と異物(南石下)

通常より速度を落としての運行。40km制限。元々速い路線ではないが、とにかくのんびり走る。線路が曲がったり、路盤が流されたりしたわけだから、応急ではまだ耐えないのだ。
速度40

ボランティアの人たちも列車の走行に注目。ずっと作業していても昨日までは1本も走らなかったわけだから。
ボランティアの人たち
ボランティアの人たち(南石下-三妻間)

バラストも色が違うのがわかる。この辺り(三妻付近)が一番ひどかったんだっけ?
色の違うバラスト
色の違うバラスト(三妻-中妻間)

北水海道駅前ではなんだかわからないが人が集まってる。ミニイベント?音声スタッフらしき人も。
北水海道

全体としては極端な水害の痕跡は見えなかったが、水海道市街地に入ると臨時のゴミ置き場らしきものがあったり、家屋のボランティアも見えた。

そして終着水海道。意外にもこの車両は折返し下館行きではなく、下館行きには別の車両が入る。
水海道